「iPadでお絵かきを始めてみたいけれど、何から手をつけたらいいのかわからない…」と感じていませんか。
iPadお絵かき初心者の方は、機種選びやアプリ、アイテム、描き方など悩みがつきものです。
でも、正しいステップを踏めば、誰でも楽しくイラスト制作を始められます。
この記事では、失敗しないiPad選びから、おすすめアプリ、便利な周辺機器や練習方法まで初心者が気になるポイントをわかりやすくご紹介します。
iPadでお絵かきをもっと楽しむためのヒントも満載です。
まずは、あなたにぴったりの一台と使い方を見つけてみましょう。
iPadでお絵かきを始める初心者が知っておくべきステップ

iPadを使ったお絵かきは、誰でも手軽に始められる魅力的な趣味です。
準備する機材やアプリ、コツを知っておけば、初心者でもすぐに描き始めることができます。
ここからはiPadお絵かき初心者向けに、基礎から順に解説していきます。
必要なiPadのモデル選び
お絵かきを始めるには、お手持ちのiPadがApple Pencilに対応しているかチェックしましょう。
古いモデルではペンシルが使えないものもあるため注意が必要です。
おすすめは「iPad Pro」「iPad Air(第3世代以降)」「iPad(第6世代以降)」「iPad mini(第5世代以降)」です。
快適な描き心地や反応の良さを重視するならiPad Proがベストですが、リーズナブルに始めたい場合は対応している無印iPadでも十分楽しめます。
購入を検討中の場合は、下の表も参考にしてみてください。
モデル名 | Apple Pencil対応世代 | おすすめ度 |
---|---|---|
iPad Pro | 第1・第2世代 | ★★★★★ |
iPad Air(第3〜5世代) | 第1・第2世代 | ★★★★☆ |
iPad(第6世代以降) | 第1世代 | ★★★☆☆ |
iPad mini(第5世代以降) | 第1世代 | ★★★☆☆ |
Apple Pencilなど必須アイテム
iPadでお絵かきを楽しむならApple Pencilは必須アイテムです。
タッチペンにもいくつか種類がありますが、高精度でストレスなく描けるのはApple Pencilが断然おすすめです。
また、画面への傷防止や描き心地アップのためにペーパーライクフィルムを貼ると良いでしょう。
- Apple Pencil(iPad対応世代をチェック)
- ペーパーライクフィルム(紙のような描き心地に)
- 画面クリーナー(定期的なメンテナンスに)
- タブレットスタンド(長時間描く場合に便利)
これらのアイテムをそろえて、快適な環境でお絵かきをスタートしましょう。
おすすめお絵かきアプリ
iPadにはお絵かき専用アプリが多数ありますが、初心者に人気のアプリを紹介します。
まず「Procreate」は操作がシンプルで直感的に使えるため、iPadお絵かきユーザーに一番人気です。
「アイビスペイントX」は無料アプリながらも高機能で、漫画やイラストを描きたい人におすすめです。
また、「Adobe Fresco」は水彩や油絵のようなタッチを再現できるのが魅力です。
迷ったらこれらをインストールして、使い勝手を比べてみましょう。
基本的な描き方のコツ
初めてiPadでお絵かきをする際は、画面上のキャンバスサイズを意識して絵を描くのがポイントです。
指で拡大・縮小できるので、細かい部分は拡大して丁寧に仕上げましょう。
最初は線を引く練習や簡単な図形から始めると、ペンの動きに慣れやすいです。
また、レイヤー機能を活用すると、下書き・色塗りなど工程ごとに管理できるので便利です。
いろいろなペン設定を試して、自分の描きやすいブラシを見つけることも大切です。
初心者がつまずきやすいポイント
iPadお絵かきで初心者がつまずきやすいのは、操作方法やレイヤーなどの機能に慣れるまでの期間です。
アプリごとに操作が異なり、思ったように線が引けなかったり、間違えて消してしまったりすることも多いです。
特にはじめのうちは、保存を忘れて大切なデータを失ってしまうこともあるので、こまめなバックアップが重要です。
もし操作に迷ったら、公式ヘルプや動画解説を参考にしましょう。
初めて描いたイラストの保存とシェア方法
完成したイラストは、アプリ内で「エクスポート」や「画像として保存」などの機能を使いましょう。
保存形式はJPEGやPNGが一般的です。
フォトアルバムに保存できるので、SNSやLINEで手軽にシェアできます。
TwitterやInstagramに投稿する場合は、画像サイズや画質に気をつけるときれいに表示されます。
バックアップとしてクラウドストレージ(iCloudやGoogleドライブなど)にも保存しておくと安心です。
初心者におすすめのiPadモデルとスペック

iPadでお絵かきをはじめたい初心者の方にとって、どのモデルを選ぶべきか迷うことも多いです。
用途や予算に合わせたiPad選びをすることで、よりスムーズにお絵かきデビューできます。
ここでは、画面サイズ・ストレージ容量・処理速度など選び方のポイントを紹介します。
画面サイズの選び方
iPadには画面サイズがいくつかありますが、お絵かき用途におすすめなのは10〜13インチ前後のモデルです。
画面が大きいほど細かい作業がしやすく、見やすさもアップします。
持ち運びやすさや使う場所を考えて選ぶことも大切です。
- iPad mini(8.3インチ):とてもコンパクトで持ち歩きやすいですが、描画エリアが小さめです。
- iPad(10.9インチ):価格もお手頃で、多くの初心者に人気があります。
- iPad Air・iPad Pro(11インチ〜12.9インチ):プロ向けですが、広い画面でのびのび描けます。
机の上でじっくり描くなら大きめサイズ、カフェや外出先で使うことが多いなら10〜11インチを選ぶとバランスが取れます。
ストレージ容量の目安
お絵かき用のiPadを選ぶ際、ストレージ容量も重要なポイントです。
イラスト制作のアプリやデータは意外と容量を使います。
容量 | おすすめ度 | 用途の例 |
---|---|---|
64GB | 初めての方におすすめ | お試しや簡単なイラスト制作 |
128GB〜256GB | より安心して使える | 複数のイラスト保存や大きなファイル管理 |
512GB以上 | プロや大容量派向け | 動画や大量の画像を保存したい方向け |
初心者なら64GBでも十分楽しめますが、長く使いたい方は128GB以上がおすすめです。
処理速度の違い
iPadの処理速度は、Apple独自のチップ性能で大きく変わります。
アプリの起動や描画の滑らかさは、iPadの世代やチップの種類によって違います。
- iPad(無印):最新のものは十分快適にお絵かきができます。
- iPad Air:プロ並みのスピードでイラスト制作もストレスフリーです。
- iPad Pro:動画編集や3Dアートまで幅広く対応できる最高峰の処理性能です。
イラスト初心者なら最新世代の無印iPadでも快適ですが、より高度な表現や作業スピードを求めるならiPad AirやProも検討してみましょう。
iPadお絵かき初心者に人気のアプリ一覧

iPadでお絵かきを始める方にとって、最適なアプリ選びはとても大切です。
多彩な機能や使いやすさ、それぞれのアプリの特徴を知っておくことで、スムーズにお絵かきを楽しめます。
ここでは初心者でも使いやすいと評判の人気アプリを紹介します。
Procreate
ProcreateはiPadでのお絵かきアプリの中でも圧倒的な人気を誇ります。
直感的な操作性とプロも使う機能がバランスよく揃っているので、初めての人にもおすすめです。
筆圧に対応した多彩なブラシや、直感的に使えるレイヤー機能が充実しています。
買い切り型なので追加課金がなく安心して使えます。
- アニメーション作成も可能
- 自分の好きなブラシが作れる
- 動画で作業工程を記録できる
CLIP STUDIO PAINT
CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)は、イラストだけでなく漫画やアニメーション制作にも対応した多機能アプリです。
WindowsやMac版でも人気があり、その機能のほとんどがiPadでも利用できます。
豊富なブラシや素材がそろっており、線画をきれいに描きたい方や本格的にお絵かきを学びたい方にぴったりです。
特徴 | 内容 |
---|---|
豊富な素材 | 公式サイトで無料・有料素材を多数配布 |
レイヤー管理 | プロも満足できる高機能なレイヤー操作 |
漫画制作 | トーンやフキダシ、コマ割りなど漫画向け機能が充実 |
アイビスペイントX
アイビスペイントXは無料で始められることが大きな魅力です。
広告を見ることで一部機能を無料で使えるため、コストをかけずにお絵かきを楽しみたい初心者にぴったりです。
SNSで人気があり、他の人のイラスト作成動画を見て学べる点もポイントです。
ブラシやレイヤーの種類が多く、慣れてきたら有料版にアップグレードすることもできます。
Adobe Fresco
Adobe Frescoは水彩や油彩のリアルな表現ができるアプリです。
自然なタッチを表現したい人や、Adobe製品に親しみのある方におすすめです。
IllustratorやPhotoshopとの連携もスムーズで、将来的に本格的なデザイン制作に挑戦したい方に向いています。
無料プランもありますが、より多くの機能を使いたい場合は有料プランへの加入が必要です。
MediBang Paint
MediBang Paintはクラウド機能が特徴的な無料お絵かきアプリです。
異なるデバイス間でデータを共有できるので、自宅や外出先でも気軽に作業を続けられます。
コミック用の素材やフォントが付属しており、漫画やイラスト制作初心者にも使いやすい設計です。
操作画面もシンプルなので、初めてiPadでお絵かきをする方に特におすすめです。
iPadでお絵かきが上達する練習方法

iPadを使ってお絵かきを始めたばかりの方でも、楽しみながらしっかりと上達できるコツがあります。
日々の練習を積み重ねることで、線の描き方や色使いも自然と身についていきます。
ここでは、iPadでのお絵かき初心者の方におすすめの練習方法をご紹介します。
トレース練習
トレースとは、既存のイラストや写真などを上からなぞる練習方法です。
iPadではレイヤー機能を活用すれば、簡単にトレースができます。
トレースを繰り返すことで、線の太さや形、バランスを自然に覚えることができます。
おすすめのトレース練習手順は以下の通りです。
- 好きなイラストや写真をiPadに取り込む
- 新しいレイヤーを重ね、透明度を調整する
- 上から丁寧になぞる
- 仕上げに元画像を非表示にして、描いた線を確認する
最初はうまくいかなくても、繰り返すことで線をコントロールする感覚が養われます。
写真模写
写真模写は、リアルな物や風景を見ながらそのままお絵かきする練習方法です。
観察力や構図のバランス、立体感の理解が身につきます。
iPadでは写真アプリやウェブで参考画像を用意し、別ウィンドウで見ながら描くことも簡単です。
模写を続けることで、モチーフの形や陰影、細かな質感も少しずつ再現できるようになります。
写真模写のコツ | ポイント |
---|---|
輪郭をよく観察する | 最初に大まかなアウトラインから描き始めましょう |
明るさ・影を意識する | 濃淡をつけることで立体的な絵になります |
細部は後回しに | 全体を描いてから細かく仕上げるとバランスが良くなります |
写真模写は練習を重ねるたびに、新しい発見があるので飽きずに続けやすい方法です。
毎日描く習慣
お絵かきの上達には、たくさん描くことがいちばん大切です。
一気に何枚も描くよりも、毎日少しずつ時間を設けて続けることが上達への近道です。
- 10分でもOKなので毎日iPadで絵を描く
- 描いた作品を保存して成長を記録する
- いろんなテーマやモチーフに挑戦する
ゲーム感覚で「今日はこれを描いてみよう」とテーマを決めてみるのもおすすめです。
続けるうちに、描くことが楽しく感じられるようになります。
初心者が快適に描くためのおすすめ周辺機器

iPadでお絵かきを始めたばかりの方でも、周辺機器を上手に活用することで作業効率や描き心地が大きく向上します。
ここでは、初心者にぴったりの周辺機器を紹介します。
ペーパーライクフィルム
ペーパーライクフィルムは、iPadの画面に貼ることで紙に描いているような描き心地に変えてくれるアイテムです。
ガラス面のすべりやすさを軽減し、細かな線も描きやすくなります。
特に初心者にとっては、コントロールしやすくなるので安心してお絵かきを楽しめます。
手汗によるペン先の滑りも防げるので、長時間の作業にも向いています。
商品名 | 特徴 |
---|---|
エレコム ペーパーライクフィルム | サラサラな質感で自然な描き心地 |
ケント紙タイプ | より紙に近い触感を楽しめる |
スタンド・ケース
お絵かきを長く続けるには、姿勢の維持や端末の安定がとても大切です。
スタンドやケースを使い、自分にとって描きやすい角度に調整することで作業効率が大きく変わります。
以下は初心者向けにおすすめのスタンドやケースの特徴です。
- 角度調整ができて手首や肩が疲れにくいもの
- 持ち運びしやすい軽量設計のもの
- iPad本体の保護機能を備えたタイプ
これらを選ぶと、家だけでなく外出先でも快適にお絵かきを楽しめます。
左手デバイス
左手デバイスは、ショートカット操作を素早く行える便利な道具です。
ボタンやダイヤルに「消しゴム」「ズーム」「ブラシ変更」などを割り当てられ、お絵かきのワークフローがスムーズになります。
iPad対応のものを選べば、ペンを持つ手を休めることなく操作できるのでおすすめです。
導入することで、描く手の動きが途切れず快適さがアップします。
iPadお絵かき初心者が描いた作品を楽しむ方法

iPadで描いたイラストは、デジタルならではの方法でさまざまに楽しむことができます。
自分だけで眺めるのも楽しいですが、他の人と共有したり、形に残すことで新しい喜びが味わえます。
初心者の方でも気軽に作品を広げたり、思い出として残す方法をいくつかご紹介します。
SNSへの投稿
iPadで作成したイラストをSNSに投稿するのは、とても手軽に始められる楽しみ方の一つです。
TwitterやInstagram、pixivなど、多くの人がイラストを公開しているSNSがあり、同じ趣味の人とつながることができます。
- コメントや「いいね!」をもらってモチベーションアップ
- 他の初心者や上級者の作品を見て刺激を受ける
- ハッシュタグを活用して自分の作品を多くの人に見てもらえる
投稿する際は、著作権に注意しながら、オリジナルの作品を公開することを意識しましょう。
イラストコンテストへの応募
各種プラットフォームや企業では、定期的にイラストコンテストを開催しています。
初心者歓迎のコンテストも多く、応募することで自分の描いた作品を多くの人に見てもらえます。
コンテスト名 | 参加対象 | 応募方法 |
---|---|---|
pixivお絵かきコンテスト | 全ユーザー | Webサイトから画像投稿 |
CLIP STUDIO イラスト大賞 | 初心者〜プロ | アプリ内から応募 |
テーマが決まっているコンテストも多いため、作品作りのきっかけにもなります。
結果を気にしすぎず、「チャレンジしてみる」こと自体が大きな経験になります。
印刷やグッズ化
デジタルで作成したイラストを印刷して飾ったり、オリジナルグッズにするのもおすすめです。
お部屋にお気に入りの作品を額縁で飾ったり、ポストカードやノート、ステッカーにしてみると、作品に新しい魅力が生まれます。
最近では、自作のイラストを簡単にグッズ化できるネットサービスも数多く登場しています。
自分用はもちろん、友人や家族へのプレゼントにもぴったりです。
これからiPadでお絵かきを始める初心者へのアドバイス

iPadでお絵かきを始めるにあたって、一番大切なのは「楽しみながら描くこと」です。
最初は思い通りに線が引けなかったり、絵がイメージ通りに仕上がらないこともあるかもしれません。
けれどiPadは何度でもやり直せるので、失敗を恐れず気軽にチャレンジすることが上達のコツです。
自分のペースで進められるメリットを活かして、毎日少しずつでも描く習慣をつけていきましょう。
上達するには、日々の積み重ねがとても大切です。
また、「他の人の作品を見て刺激を受ける」「好きなモチーフを繰り返し描いてみる」といった工夫も効果的です。
たくさんの機能やツールが最初は難しく感じるかもしれませんが、全てをマスターする必要はありません。
まずは自分が「使いたい」と思った機能から試してみるのがポイントです。
少しずつiPadでお絵かきすることに慣れていけば、どんどん表現の幅も広がっていきます。
焦らず、自分なりのペースで、お絵かきライフを楽しみましょう。